こんにちは!
元予備校講師のHouseです!
今日のテーマは
これで使える英語が身に付く!英語教師が教えない英語の本質。
です!
このブログでは英語を中心に勉強の方法やオススメの書籍、第二言語習得論、留学のコツ等を紹介しています!
教育業界10年以上の元予備校講師が実際の経験や学術論文、書籍の情報を基に書いていますのでごゆっくり読んで行ってください(^^)
【目次】
1、日本人の「英語ができない」「英語が伝わらない理由」
2、英語の鍵は文法?
3、英語と日本語の違いを知れば一気に英語が「できる」
4、伝わる英語のための英語 vs テスト、資格で点を取るための英語
1、「英語ができない」「英語が伝わらない理由」
海外で英語学校(ランゲージスクール)にいけば、「文法」「スピーキング」「リスニング 」「ライティング」「リーディング」の5つの分野の授業があります。
この中で日本人が最も苦手なパートがあります。
それは「スピーキング」です。
かくいう私も大学時代に半年ほど語学留学をしましたが、
・文法レベル A
・ライティングレベル B
・リーディングレベル A
・スピーキングレベル D
・リスニング レベル C
と「You7re a typical Japanese learner,(あなたは典型的な日本人だね。)」と言われたことがあります。笑
実際、ライティングの授業で「What do you think about the story, is it important to handle this like Sam?」のような問いかけに「イット イズ インポータント トゥ・・・」で完全フリーズして本当に悔しかった思い出があります。
さらに言えば、私のいたスピーキングクラス(一番低いレベル)の80%が日本人でした。
他のレベルでは日本人は20%程であったのにです。
つまり私だけではなく、多くの日本人が「スピーキング」に苦しんでいたのです。
ではなぜ「スピーキング」が苦手なのか。
それは英語を感覚レベルまで落とし込む学習をしていないからだと言えます。
現在私はIELTS6.5という海外の大学に入学できるレベルの英語力があり、海外で普段の生活であればなんの支障もなくできます。ちなみにアメリカ、シアトルで現地企業での業務経験もあります。
このレベルになるために私は合計200万円以上自己投資をしてきましたが、私の経験上普通の公立の学校教育でも十分「伝わる英語」を習得できると思います。
もちろん「文法レベルは落とさずに」です!
(ちなみに)
海外、メキシコやコロンビア、アルゼンチン等の方々やイタリア、ドイツ、フランスの方々は英語が得意で特にヨーロッパの方では2カ国語もちろん3カ国語、4カ国語を使いこなす人は沢山います。
例えば私の友人でイタリア人のダビデはイタリア語、英語、ドイツ語、フランス語の4カ国語を操ります。
スウェーデン人のアンドリンはドイツ語、フランス語、英語の3カ国語を操ります。
これはヨーロッパ言語には共通点が多く習得しやすいという特性も大きく関係しています。
日本語と、特にヨーロッパ言語の相性は世界レベルで最悪レベルであることも日本人が英語が苦手である理由の1つでしょう。
実際にTESOLの勉強をしていた時に、英語を学ぶヨーロッパ人と日本人では日本人の方が約4倍の学習量が必要だと学びました。
と書きましたが、そんなことに不満を言ってもどうにもなりません。
だからこそ、新しく効率的な英語習得の学びが必須だと言えるのです。
2、英語の鍵は文法?
日本の学校教育で英語は主に文法と単語を中心に学ぶことになります。
私も長年教師をやっていますが、英語が苦手な生徒は「単語を覚えられない」「文法がわからない」という悩みを持っています。
確かに英語を学ぶ上で「単語を覚えて」「文法を使いこなす」ことはとても大切です。
しかし、この2つの点に意識が行き過ぎているために日本人は「英語」ができなくなってしまっているのです。
私が中学1年生に英語を教える時、毎回必ず伝える話をここで書いておきます。
この話を理解し、定着した私の生徒で英語が苦手な人は1人もいませんでした。
それではここで英語の保湿を知ってもらうために質問をします!
※実際にはその場でこれらの4つの文を読んで音声的な違いがあることを皆さんにお伝えしますが、ブログではそれができないので残念です。。。
以上の質問に対して、ぜひ一度、本気で考えてみてください。
考えた人は下へスクロール!答えがあります!
もちろん答えは1つでなく、沢山ありますが、音声以外に最低でも「2つ」考えて欲しいですね。
↓
↓
答え
【1】日本語にしかない音、英語にしかない音がある(発音が違う)
※これは上で述べた通りブログでは表現できませんでした😭
【2】日本語は平仮名、カタカナ、漢字を使い、英語はアルファベット(文字が違う)
【3】日本語は「誰が・・・どうする」だが、英語は「誰が どうする・・・」という順番で言葉を使う(言葉の順番が違う)
(4)文法が違う?
もちろん文法は違います。正解ではあります!がしかし、その答えは「知識」ではないですか?上の質問を分析してその答えを出しましたか?パッと見てパッと聞いてわかる違いという点に関して言えば不正解かも知れないですね。
ということで答えは「発音」「文字」「語順」
この3つに対応した英語学習ができ、それぞれを感覚レベルにまで落としこめば「伝わる英語」が誰でも習得できます。
「文法」は大切ではありますが、上の3つの違いの方が100万倍大切です!
(ちなみに)
海外の英語学習者で最も苦手な分野は「文法」になります。
多くの日本人より圧倒的に英語が話せて、聴ける。
でも文法は日本人より全然できない。
でも日本人より伝わる英語を話せているのが現実です。
なぜ?
海外における英語教育では、日本より技術的また経済的に劣った国でも、「文法」ではなく(結果として?)第二言語教育論に基づいて「聞く・話す」を重視した英語教育が実践されているからです。
3、英語と日本語の違いを知れば一気に英語が「できる」
ではそれぞれに対応した英語学習のポイントを解説していきます。
【1】日本語にしかない音、英語にしかない音がある(発音が違う)
→英語の発音をマネしよう!
これは第二言語習得に成功した人は口を揃えていいます。
実際にTESOLの教師であるスペイン語が母国語の教師は毎日最低30分間演説などの英語ネイティブのスピーチを聞き、聞いたままの音を出せるようにシャドーイングや音読を繰り返し練習したそうです。
実際に私もこの練習をしたり、スマホの録音機能で自分の声を聞いて修正したりと練習していますが、効果は感じます!
【2】日本語は平仮名、カタカナ、漢字を使い、英語はアルファベット(文字が違う)
→ 英語の単語を沢山覚えよう!
日本語でも漢字を沢山覚えなければ本が読まず、話す時も子供っぽい表現になってしまいますよね。それと同じで英語でも英単語増やすことがとても大切です。
下記に英単語の暗記術に関する記事を貼っておきますね。
https://www.zero-start.com/entry/2020/06/06/174805
【3】日本語は「誰が・・・どうする」だが、英語は「誰が どうする・・・」という順番で言葉を使う(言葉の順番が違う)
→英語のパターンを身につけよう!
これは高校1年生になってはじめに習う「SVOCM」に似ていますが、実際にはもっと大切だと思います。
日本語は「ペットを 私は 飼っている。」でも意味は通じます。
しかし英語では「A pet have I.」 だと「Ha???」という感じになってしまいます。
英語においては語順がとっっっっっても大切だということです。
さらに言えば、実は日本語にも基本となる語順は存在しています。(知る必要がないので、学校では習いませんが。)
英語の語順と日本語の語順
日本語:「誰が なぜ いつ どこ どのように 何を どうする。」
英語:「誰が どうする 何を どのように どこ いつ なぜ. 」
さてここからわかることが英語で得意になるためには必要不可欠です!
それは「主語(誰が)」は最初で、それ以外の順番は逆である!ということです!
例えば、以下の日本語を英語にしてみましょうか。
日本語:私は自分の息子のために毎日リビングで本を読みます。
ステップ1:英語の語順に並び替えてみる。(「誰が」以外を逆の順番にする)
「私は 読みます 本を リビングで 毎日 自分の息子のために。」
ステップ2:知っている英単語で英語を書く。
文法間違いありバージョン「I read book in living room every day for son.」
仮に上の文のように文法の間違いがあったとしてもネイティブに伝わる英語なのです。
ステップ3:文法をきちんと意識して書く。
「I read books in the living room every day for my son.」
これで完成!
このステップを知り、意識できるかどうかが中学校、高校で英語が苦手になるか得意になるかの分岐点となります!
4、伝わる英語のための英語 vs テスト、資格で点を取るための英語
上記のステップ2までの英語の状態が伝わる英語で、ステップ3までのクオリティを求めることがテストや資格で点をとるための英語です。
そして日本の英語教育に欠落しているポイントがステップ2であり、もちろん言語的に似ているということもありますが、この意識を持った英語教育が海外のほとんどの国で行われています。
私が通っていたTESOLのクラスにブラジル人のパウロという方がいましたが、文法知識はあまりありませんでしたが、ステップ2までのことを完璧に自分の物にし、無意識レベルまで落とし込めているため日本人よりも圧倒的に伝わる英語を話していました。
※もちろん英文法のテストになると日本人の方が圧倒的に点数は高いですが。
英語を扱う上ではもちろん、伝わる英語を扱うことと同じくらい文法を正しく使うことは重要です。
しかし、4技能の向上が求められ、特にスピーキングの伸ばし方よくわかっていない英語の先生は世の中に沢山います。
だからこそ効果的な英語学習方法を学ぶことは自分の英語力をより速く、より深くするためには必要不可欠と言えるでしょう。
私は学習塾、予備校で英語を中心に10年以上勉強を教えてきましたが(先ほど述べましたが)ステップ2、語順の意識をしっかりと持つことができた生徒は全員英語が得意になっています。
この理論を教えている英語の先生に私は会ったことがないので、より一層の成長のため、ぜひ自分の学びに生かしてください!
ではまた!